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Claudeが「自社仕様」に進化する時代へ。Skills機能で業務フォーマットが標準化。

議事録・自社ブランド・専門知識をプロンプトなしで自動整形

みなさん、こんにちは。
チャエンです!(自己紹介はこちら

Claudeから専門タスクを自動習得する「Skills」発表されました!

ClaudのAPI・アプリ・CLIに全対応しており、Excel/PowerPoint自動生成やフォルダ単位で専門知識を設定することができます。

必要時のみ読み込む高速設計といった、独自アプローチも含まれているので、極めれば業務自動化に繋がりそうです!

今回はSkillsの概要や機能、使い方、活用事例7選を紹介します。

Table of Contents

1.Skillsとは

ClaudeのSkills(スキル)とは、特定の専門タスクや知識、手順、スクリプトをパッケージとして追加できるカスタマイズ機能です。Excel操作やブランドガイドライン遵守など、専門タスクに対応できます。

指示書やスクリプト・リソースを「フォルダー」として管理し、Claudeが 「今のタスクに関係ある」と判断したときだけ自動でスキルを読み込みます。

たとえばExcel処理やブランドガイドラインを守った文章生成などの専門的な作業で、Claudeのパフォーマンスが大きく向上します。

1.1 Skillsが誕生した背景

これまでClaudeやChatGPTなどは、基本的に毎回ゼロから会話を始めるアシスタントという設計でした。

自社のブランドトーンや独自の業務フロー、判断基準といったルールや文脈を伝えても、次の会話ではまた一から説明し直さなければならないです。
(ChatGPTには「カスタム指示」や「メモリ機能」が搭載されていますが限定的であり、過去のすべての文脈を永続的に覚え続けるわけではありません。​)

もちろん、テンプレート化した長いプロンプトを保存しておいて毎回貼り付けることもできますが、以下のような課題があります。

  • 毎回貼るのが手間 → 使うモチベーションが下がる

  • 会話履歴が長くなり処理が遅くなる

  • トークン(文字数)の無駄遣い

  • チームで共有しようとしても、結局「うまく使える人/使えない人」が分かれる

つまり、プロンプトを資産化できないという不便さがありました。「AIに仕事のやり方を教えても、それが資産として蓄積されない」という構造的な問題です。

また、プロンプトエンジニアリングはその人の言語化センスやスキルに依存する部分が多く組織の中で標準化するのも難しかったです。

AIが進化しているにもかかわらず、知識や専門性の扱いは“毎回の口頭説明レベル”に留まっているのは多くの現場で無視できないボトルネックになっています。

1.2 Skillsが解決した課題

上記で解説した「毎回教える」「ナレッジが資産にならない」という課題に対して、Claudeが新しく導入したのが Skills(スキル)機能です。

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