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初めてのGoogle Gemini CLIの入門解説ブログ《100万トークンの超長文対応、MCP連携で画像・動画作成も可能とClaude Codeよりも高機能》
MCP連携で画像・動画作成も!
みなさん、こんにちは。
チャエンです!(自己紹介はこちら)
GoogleもClaude Code的なAI開発エージェント「Gemini CLI」を発表しました。日本語だけでWebサイトやアプリを自動生成することができ、100万トークン搭載しています。ウェブ検索やMCP対応とClaude Codeより高機能です。プログラミング不要で誰でもAIエンジニアになれます。
【無料で最強】GoogleのAIエージェント「Gemini CLI」の解説動画を公開。 日本語だけでWebサイトやアプリを自動生成。100万トークン、ウェブ検索、MCP対応とClaude Codeより高機能。プログラミング不要で誰でもAIエンジニアに。初心者向けに丁寧にデモ付き解説。動画と資料→youtu.be/CBNgyA3G6AM
— チャエン | デジライズ CEO《重要AIニュースを毎日最速で発信⚡️》 (@masahirochaen)
6:56 AM • Jun 26, 2025
今回は、Gemini CLIの概要や使い方、を紹介します。ローカルでAIを使いたい方におすすめです。ぜひご覧ください!
▼動画解説はこちら
Table of Contents
1.Google Gemini CLIの概要
1.1 Gemini CLIとは?
Googleが2025年6月に発表したGoogle提供のAIモデル「Gemini」を活用したコマンドライン・インターフェース型のエージェントです。
オープンソースのコマンドラインツールで、最新AIモデル「Gemini 2.5 Pro」の能力をターミナル上で活用できます。単なるチャットボットではなく、ファイル操作やウェブ検索、さらにはコマンド実行まで自動化できる多機能なローカルAIアシスタントです。
従来はChatGPTのようなブラウザ上のAIにテキストをコピペして使っていましたが、Gemini CLIではPC上の環境に深く溶け込み、プロジェクトのファイルやツールと直接対話できる点が大きな違いです。
ビジネスパーソにとっては、コードの生成だけでなく文章作成や情報整理など幅広い業務で頼れるパートナーとなるでしょう。

無料で使える高性能AI:個人のGoogleアカウントでログインすれば、最新モデルのGemini 2.5 Proを無料で利用可能です。その性能は折り紙付きで、なんと100万トークンもの巨大なコンテキストウィンドウ(文脈保持領域)を持っています。文章で言えば膨大な資料も一度に読み込める容量です。しかも1分間に60リクエスト、1日1,000リクエストという業界最大級の無料利用枠が提供されており、多くのユーザーにとって実質上限なしと言える太っ腹ぶりです。これまで高品質なAIエージェントは有料が当たり前でしたが、Gemini CLIは「無料で最強クラス」という触れ込みで登場しました。
ターミナル統合&マルチOS対応:Gemini CLIはNode.jsベースのCLIツールとして提供されており、Windows・macOS・Linuxすべてで動作します。Windowsユーザーでも追加の仮想環境(WSL)なしでそのまま使えるため、日本企業で多いWindows環境でも導入しやすくなっています。
Apache 2.0ライセンスの完全オープンソースとして公開されており、ソースコードの透明性やセキュリティ面でも安心です。社内規定が厳しい場合でも、オープンソースならではの監査のしやすさは大きなメリットでしょう。
幅広い用途と多彩なツール:Gemini CLIは名前に「コーディングエージェント」と付きますが、できることはプログラミング支援に留まりません。コンテンツ生成、調査、要約、タスク自動化など、アイデア次第で様々な業務に活用できます。実際に、組み込みのツール群によって以下のようなことが可能です。
ファイルの読み書き・編集:@ファイル名 と入力すれば、ローカルファイルの内容をそのままAIに読み込ませて質問できます。また回答をテキストファイルに保存させるwrite-file機能や、内容の検索・一括置換を行うツール(SearchTextやEdit)も利用できます。これにより、プロジェクト内の特定キーワードを一括修正したり、指定フォルダ内のドキュメントを調査させたりといった操作も、すべて自然な日本語で指示できます。
ウェブ検索の自動実行:AIが回答に必要と判断すれば、Google検索を自ら実行して最新情報を取得し、回答内容に反映します。例えば「最新の経済ニュースを3つ教えて」と尋ねれば、背後でGoogle検索を行い最新記事を要約して教えてくれます。情報の鮮度という点で、モデルの学習データに依存するChatGPT等より一歩進んだ柔軟性があります。
シェルコマンドの実行:先頭に!を付けた指示を送ると、AIがLinux/Windowsのコマンド(shellコマンド)を考えて提案してくれます。例えば「このフォルダ内の画像をすべてPNG形式に変換し、撮影日付でリネームして」と依頼すると、AIは適切なコマンド列(例: mogrifyやrenameコマンドの組み合わせ)をプランし提示します。実行前に確認も求められるので、誤操作の心配も少なく安心して自動化が任せられます。
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