大情報漏えい時代にAIを安全に使う全手順

ChatGPT・Claude Codeで絶対やってはいけない4つのこと

こんにちは。株式会社デジライズの茶圓です。
ここ最近、「AIって安全に使えるんですか」と聞かれることが本当に増えました。

無理もないと思います。2026年は、100万件を超える個人情報の漏えい事故が10月5日の時点ですでに10件。東京商工リサーチは「過去最悪のペース」と書いています。さらに9月には、社員が会社の許可していない私用の生成AIに1万9,996人分の個人情報をアップロードしてしまった、という事案も公表されました。

一方で、Claude CodeやCodexのようなAIエージェントを使えば、仕事は何倍も速くなります。私自身、毎日の仕事のかなりの部分をAIに任せています。
この記事では、ChatGPTのようなチャットAIから、Claude CodeやCodexのようなAIエージェントまで、何をやったら危なくて、どう設定すれば守れるのかを、実際に起きた事故と私が実際に使っている設定をもとに、全部まとめます。

先に結論をお伝えすると、AIは止めずに、4つの「ない」を「仕組み」で守る。

  • 入れない(チャットAIに大事な情報を)

  • 任せすぎない(AIエージェントに権限を)

  • 置かない(APIキーやパスワードを平文で)

  • 壊させない(データベースや大事なデータを)

そして、これを「お願い」ではなく「仕組み」で守ること。ここが一番大事なポイントです。

記事の最後に、settings.jsonのひな形や止めるフックをまとめた「AI安全運用キット」の受け取り方も載せていますので、ぜひご活用ください!

Table of Contents

1. いま何が起きているのか:大情報漏えい時代

1-1. 上場企業の漏えいは過去最多の158社

東京商工リサーチによると、2025年に個人情報の漏えい・紛失事故を公表した上場企業は158社で、過去最多でした。漏えいした人数は3,063万人分で、前の年の約1.9倍です。

原因の64.4%はウイルス感染や不正アクセス、つまり外からの攻撃でした。

2026年はさらに大型の事故が続いています。

  • KDDI:メールアドレス約1,223万件

  • 焼肉きんぐのアプリ(物語コーポレーション):約1,078万件

  • タイムズカー:約660万件(うち約160万件は運転免許証の画像などの本人確認書類)

1-2. 1つのアカウントで会社が止まる

漏えいだけではありません。2025年9月にはアサヒグループがランサムウェアの攻撃を受け、ビールの受注と出荷が止まりました。決算の発表は約5カ月遅れ、攻撃に関わる費用は約170億円と報じられています。

翌月にはアスクル。入口は業務委託先の管理者アカウントで、多要素認証がかかっていませんでした。特別損失は約52億円です。

1-3. AIのリスクが「10大脅威」で初めて3位に

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